この記事は私がまとめました 更新日: 2017年06月22日 映画「ルーシー」では脳がどんどん覚醒してしまう女性がついには地球の存亡を左右する能力を手に入れてしまった、恐怖とそして覚悟を、描いているが、実際に脳が100%覚醒したらどうなるだろうか? 『リミットレス』【監督】 ニール・バーガー通常20%しか使われないといわれる人間の脳を100%使える薬を手にした主人公エディが、成功とともに謎の存在に狙われる立場になるというサスペンス映画です。映画自体はそれほど面白いと思いませんでしたが、このストーリーの設定には興味が引かれました。禁断の新薬「NZT-48」という超覚せい剤とも言える薬を飲むとスーパーマンになれるという話です。脳が薬によって100パーセント使えるようになるからですが、逆に、実際の人間の脳はなぜ100パーセントは使われていないんだろう?と考えてしまいました。人間の脳がほかの動物と比べて体重の割には巨大なのは、複雑な社会生活での問題を解決するためだとする説があります。これを「社会的知性仮説」と呼ぶそうです。でもせっかく大きくなった脳を20パーセントしか使わないのはどうしてなのでしょうか。それを考える前に、脳が20%、あるいは10%しか使われていないというのは俗説らしいです。ただいつも100%使われているわけではないという意味では、ある程度の目安なのかもしれませんが、10%や20%に科学的根拠はないそうです。(「知能と心の科学」Newton参照)「将来に対する保険」であるかもしれないなぁとも思います。これから何万年、何十万年存在し続けるかわからないですが、人類がこれから起こるだろう数々の困難を解決できるように余力を残しているのではないかと思うんですよね。もし100パーセント使ってしまっていたら、今の時点ですでに限界でしょうから。そしてそもそも、100パーセント使うことが「良いこと」あるいは「進化した状態」なのか?という疑問もあります。余力を残すということと関係するのかもしれませんが、100パーセントではない、ということにはやっぱり意味がありそうです。こういう状態でバランスしているのではないか。むしろ、100パーセントにならないように「進化」したのではないかと。前にも書きましたが、実際こういう話があります。オリヴァー・サックス著『妻を帽子と間違えた男』には、麻薬を大量に服用して犬の夢を見て目覚めたとき、犬並みに嗅覚が鋭くなっていた医学生の話が出てきます。まるでカフカの『変身』のようなことが起こるのです。原因ははっきりしないらしいのですが、抑制が外れて、もともと持っていた能力が使えるようになったということらしい。人間の嗅覚が犬より劣るのは、能力が無くて劣っているのではなくて、抑えているから、という説だそうです。でも、匂いを感じる受容体の数そのものが違うだろうし、単なる脳の活動だけの問題ではないようにも思います。俺がウサイン・ボルトのように走れないのは、筋肉や体力がないからであって、いくら脳を活性化させても速く走ることはできないでしょう。だからこの説には疑問ですが、ただ、こういうことは言えるのではないでしょうか。その能力は、その時代、その環境で、絶妙にバランスを取っているに過ぎないのではないか、「能力が優れている」ということは「進化」とは関係ないのではないかという気がしてきたのです。だから人間は、「脳を100パーセント使いたいのに使えない」のではなくて「100パーセントは使いたくないから使わない」だけなのではないか、ということなのです。もし脳の使用率が変わってしまったら、別なところも変わらざるをえず、それが人間にはマイナスとなるのかもしれません。考えてみれば、自分の周りの環境のすべての刺激に対して、100パーセント脳をフルに使っていちいち反応していたら、たいへんなことになるのではないかと想像はできます。疲れてしまうでしょう。人間はある程度「鈍感」になるように脳を適応させているのかもしれません。「なるべく無駄なエネルギーを使わない」というのが生物の進化の方向性でもあるようなので。 Yokoが人生を豊かにする映画を紹介しますもし人間が脳が100%使えるようになったら?そんな疑問に答える映画が『LUCY/ルーシー』です。普通私たち人間は脳の10%しかし使っていません。しかしもし100%使えたらどうなってしまうのか?ここではリュック・ベッソン監督が思い描く100%の覚醒の状況を見ていきたいと思います。目次訪れた台北のホテルでマフィアの闇取引に巻き込まれてしまったごく平凡な女性ルーシー。体内に新種の麻薬が入った袋を埋め込まれ、運び屋として利生物が誕生して以来多くの種は脳の機能の3〜5%しか使っていません。人類の進化を遂げた人間は脳の機能を10%を使用できるようになり生態系の頂点に君臨しました。それでもたった10%しか使えていません。もしさらに人間が進化し脳の機能をもっと使えるようになったらどうなるのか?そんな世界が『LUCY/ルーシー』で描かれています。モーガン・フリーマン演じるノーマン博士はもし人間が脳の機能をもっと使えたらと言う世界を想像します証拠はありませんでしたが、ノーマン博士は人間は脳の機能にアクセスできる幅を広げればこんな世界がやってくると思っていました。脳の機能と人間の進化を研究しているノーマン博士の元に連絡をしたのがルーシーでした。CPH4と言う人間の全身の骨を形成するエネルギー源となるものを体内に摂取してしまったルーシーは、脳の活性化が始まっていました。ノーマン博士に連絡を取った時のルーシーはすでに脳の機能の28%にアクセスできます。この時の彼女は自分の脳を完全に支配できるようになっていました。痛み・恐怖・欲望を感じなくなり人間的感情が消えていくのが脳の機能の28%にアクセスした時でした。人間らしさは薄れていきますが、知識量は莫大に増えいきます。ルーシーの進化は止まらず脳の機能のアクセス領域はどんどん増えていきました。そしてルーシーは人間の存在の証は「時」であり、時が物質の存在の明かしていることを突き止めます。99%まで脳の機能にアクセスできるようになった時、彼女は時間を操れるようになっていました。エネルギーと物質にアクセスすることで、空間を移動し時間を移動することができたのです。ルーシーは過去に戻り知識を増やしていきます。恐竜や類人猿の時代を超え地球の誕生・宇宙の誕生も見ます。この時点で脳の機能の99%にアクセスしています。そして自分の存在を示すには携帯などの電気を使い、示すことができるのです。これが映画『LUCY/ルーシー』の中でリュック・ベッソン監督が考える100%脳が使える人間の進化した姿です。人間の進化の過程を見ることができる『LUCY/ルーシー』。それは過去から現在の進化ではなく、この先人間が進化していく過程でした。もちろん想像ですしあくまで仮説ですが、いつか私たちは肉体がなくなりエネルギーとして存在するようになるとするならば、それもまたすごい世界だなと思いました。映画『ローン・レンジャー』で知る西部開拓時代の様子や先住民との関係映画『ハドソン川の奇跡』冷静で適切で迅速な行動が起こした奇跡の出来事映画『アンストッパブル』嘘のような本当の話 無人列車暴走事故映画『インクレディブル・ファミリー』戦う女性と支える男性映画『バトルシップ』戦艦・駆逐艦・護衛艦 海の英雄達の物語©Copyright2020 なので、この映画の評価は 星1(★☆☆☆☆) です! キャスト. アンソニー・ロビンズ直伝メンタルコーチの内藤将貴です。 皆さんはルーシー(lucy)という映画を見たことがありますか? この映画は、人の脳を100%使った場合、人間はどうなるのか。 ということを描いたフィクションでしたが、自分の想像を超える非常に面白い映画でした。
前から観よう観ようと思っていた『ルーシー』をようやく観ました。 ルーシーという女性が、ある事件に巻き込まれ「CPH4」という薬を摂取してしまい(その摂取のしかたも大変なのですが、ここでは省略して)、それが脳の活性化を促し、最後は100パーセント脳の機能を使う、というものです。 脳の機能を100パーセント使う映画として、 どうしてこういう映画のテーマが生まれるかというと、もともと、人間の脳は10パーセント(あるいは20パーセント)しか使われていないという説があり、じゃぁ、100パーセント使ったら、スーパーマンが生まれるのでは?という、期待というか願望があるからなのでしょう。 でも、『リミットレス』の時にも書きましたが、10パーセント(あるいは20パーセント)しか使っていないということ自体俗説だという話です。仮にそれが本当だとしても、10パーセントしか使わないのは、使えないからではなくて、使わない方がいいからそうなっているのではないかと想像します。それを進化というのかどうかはわかりませんが。 もし100パーセント使ってしまったら、もはや「人間」とは呼べないんだろうな、別な生き物になってしまうんだろうなと思うからです。 そして『ルーシー』では、実際そのように描かれていて、『リミットレス』よりはリアリティを感じる話になっています。 こんなふうなセリフが、脳の活性化が70パーセントほどに達していたルーシーの口から出ます。 人間は自らの「独自性」を存在論の根拠としてる。 ルーシーの説明を聞いて、科学者は最後に、「時が支配する」と自分に言い聞かせるように言うのです。 この映画では、物が存在するように見える(感じる)のは、「時」があるからだということになっています。科学的にはどうかわかりませんが、映画としては面白い話です。 そしてルーシーの脳の機能が100パーセントに達してしまったとき、もう物質で存在する必要もなくなったルーシーは消えてしまいます。 いや、消えてしまったわけではありませんでした。普通の人間の目には見えなくなっただけで、「私はどこにでも存在する」のでした。 これを単なるSFの話だけではないところが面白い。たとえば、普通の人間には見えないもの、聞こえないものが現実にたくさんあります。 「見える」「聞こえる」「匂いがする」などの感覚は人間の能力の範囲内だけの話です。犬が嗅いでいる匂いを人間は気が付けません。魚が見ている色もわかりません。イルカの聴こえる音も聴けません。人間は知らないことだらけです。 でも、知る必要がないから、そういう程度の能力で充分なのでしょう。ルーシーが言うように「人間は理解しやすいように存在や情報を単純化する」のです。それは悪いことではないかもしれません。でないと、生きられないからです。 動物の究極の目標が、生きて、子孫を残すことなら、脳を100パーセント使うなどという、膨大なエネルギーは使わない方がいいだろうし、物事を単純化したほうが生き延びるチャンスは増えます。たとえば、画像を扱う人ならわかると思いますが、JPGデータを可能な限り圧縮した方が扱いやすいということと同じように。 だから、これで人間なんだろうなと最後は思うわけです。能力と環境は程よいバランスを保っているのではないかなと。 逆に言えば、バランスを保っているから人間が存在できているということでもあるのでしょう。あえて脳の機能100パーセントを使わないことで。
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